大雪渓~白馬岳~朝日岳~栂海新道(3000mから海抜0m)

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2018.08.02~07 大雪渓~白馬岳~朝日岳~栂海新道(3000mから海抜0m)に徳永ガイドが登ってきましたので掲載します。

2日目 猿倉~大雪渓~白馬山荘
・・・・歩行距離5.4km、行動時間6.3km、標高差計上1608m・・・・・

大雪渓は意外と雪解けが進んでいて惣平下部で夏道に合流した。小雪渓は融けてなくなり流水の岩場を登る。遭難小屋の下で昼食を取る。お花畑には沢山の高山植物が咲いていた。(鑑賞タイムを取った)

村営小屋の脇に綺麗なウルップ草が咲いていたが上の稜線に上がれば綺麗な写真が取れると思ったが既に終わっていた。残念。予定時間より若干早く白馬山荘に到着した。今日は満館のようで夕食が5回になるようだ。サンサンは2回目の17:00となる。5回目は19:40からで早めの到着が必要。展望レストランでビール、ケーキ、フラッペ各自楽しみ談笑する。窓の外は途中より雲が取れて剣岳、立山、槍・穂高、裏銀座の山々が見えて歓声をあげていた。

猿倉登山口。白馬を仰ぎ見る
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白馬尻に到着。大雪渓取付
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大雪渓を登っていきます。大きな落石が転がっています。
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雪渓を終了してお花畑。
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頂上小屋をめざし、休憩タイム。
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白馬山荘から剱岳、立山、槍穂高が見えていました。
本日見られた花達。

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3日目 白馬山荘~白馬岳~雪倉岳~朝日小屋
・・・・歩行距離11.1km行動時間8.2時間、標高差計上716m下1406m・・・

白馬山荘の朝食は5:00から。4:40に並ぶ。食事はチケット制で各自に渡しておくこと。弁当のチケットは1枚で人数分となっている。前日の夕食終了後別棟の受付で貰える。三国境を過ぎると登山者が少なくなって静かな登山が楽しめる。鉢の鞍部の先に雪渓のトラバースがある。注意すること。ツバメ平へは一旦主稜線を離れ東側へ迂回して周りこむが左斜面からの落石が多く注意して進む。小桜ヶ原手前の常水は水量豊富で水を補給した。朝日小屋へのトラバースルートは残雪の状態よって開通する日が異なる。意外ときつく時間が掛かる。朝日小屋は満室と聞いていたが、1人1布団は確保されており快適であった。夕食は指定された時間で席が決められている。


白馬山荘出発。白馬岳山頂、登頂記念。
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三國境から雪倉へ向かいます。
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雪倉避難小屋。雪倉岳山頂、登頂記念。
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ツバメ平、小桜ケ原を経由して進みます
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水平歩道通行可。
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朝日小屋に到着。小屋の夕食は評判です。
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小屋前から白馬方面と夕焼け
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本日見られた花達
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4日目 朝日小屋~朝日岳~黒岩山~サワガニ山~犬ケ岳~栂海山荘
・・・・歩行距離12.8km、行動時間8.3時間、標高差計上474m下1021m・・・

朝日小屋は朝食も夕食同様時間、席が決められており並ぶ必要はない。小屋より朝日岳へはいきなりの登り坂1時間できつい。吹き上げのコルで蓮華温泉コースと左右に分かれる。これより栂海新道の始まりとなる。

今回前情報で北俣の水場で水を確保して、翌日は菊石山又は白鳥山手前の水場で確保予定であったが、数日間雨が降っておらず水量が乏しいとのことで、黒岩平で2日間の水を確保することにした。参加者最低3L、当方は6Lを確保。栂海山荘までの行程は重荷との戦いであった。(当日栂海山荘までの飲料水、山荘での夕食、朝食用の水、翌日下山までの飲料水栂海山荘は無人小屋であるが、当日はNHKの取材班が入っており、サワガニ山岳会のヘルプメンバー含め大勢の宿泊となった。レポーターは小林千穂さんで6月以来、偶然の出会いにお互いびっくりとなった。外のテーブルで夕食、土間のテーブルで朝食の準備をした。当日は管理人がいたので発電機が動いており電灯が灯って助かった


朝日小屋出発。朝日岳へ向かいます。
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朝日岳山頂。登頂記念。
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吹上ゲのコル
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つがみしんどうの道標、さわがにとはサワガニ山岳会のことです。
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アヤメ平らを過ぎて、黒岩山1623mに到着
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この木なに? 実は熊が木皮をはいで自分のテリトリーを示している・・・最近の爪痕です。サワガニ山到着。
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頼みの北俣の水は枯れていました。
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1時間歩いて犬ケ岳1592m到着。
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犬ケ岳登頂記念。小野健 碑(栂海新道を10年かけて開設した人)
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無人小屋の栂海山荘到着。
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本日見られた花達。
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5日目 栂海山荘~日本海
・・・・歩行距離12.8km行動時間11時間標高差計上384m下1864m・・・・・

天気が怪しいためヘッドライトを付けて早めに出発する。犬ヶ岳から白鳥山までは大きな3つの山があり登り下りの連続で今回一番きつい部分となった。稜線の視界もなく樹林帯をひたすら歩く。唯ブナの林は圧巻で心地よい。白鳥山山頂にある白鳥小屋は小さいが綺麗な小屋だ。白鳥山を過ぎた頃より雨が降り出す。ゴアの雨具も高温多湿では全く機能しない。

坂田峠は舗装された道路で登山道を横切っている。高度もかなり下がり風が生ぬるい。600m~400m台の山の森の稜線を歩きを目指す。入道山の先で鉄塔の下を過ぎた辺りから左下に海がみえる。林道を横切ると数分で栂海新道登山口に下りる。登山口の正面(国道8号線を渡る)に今夜宿泊する親不知観光ホテルがあるチェックインを我慢して海岸までの階段を下りる。途中に親不知ずい道のレンガトンネルが残っている。海岸におりてバンザイ。
皆さんお疲れ様でした。

ヘッドライトつけて出発。
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山荘から約2時間、黄連の水。ブナ林。
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菊石山。岩場が続きます。
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下駒ケ岳1241m。
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白鳥小屋。白鳥山、登頂記念。
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山姥平。シキワリ水。
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金時頭。
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坂田峠に出てきました。
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尻高山。登頂記念。
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鉄ハシゴを下りて。
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二本松峠から入道山。
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栂海新道登山口へ下りてきました。
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やりました、栂海新道完登、完登記念の一枚。
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されど我々は海抜0m、ホテル前のキツイ階段を下り、日本海に足を入れて、ヤリマシタ~
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ご褒美の御馳走。
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