2023.10.02~04 徳本峠、霞沢岳、岳沢に登ってきましたので掲載します。
今回は、希望で従来の徳本峠、霞沢岳にプラスして、岳沢をプラスしました。

一日目 ~上高地~徳本峠泊
・・・・歩行距離6.5km、行動時間3.3時間、標高差計+622m・・・・
例年より2週間遅れているとの前情報通り、晩秋予定が初秋を思わせる景色の上高地を元気にスタート。飛行機の若干の遅れがあったが、小屋からの16時小屋入り指令には何とか間に合いそう。
水平移動の明神までは、少し急ぎ足で歩く。ここで小休止し徳本峠を目指す。緩い登りから九十九折の多い登りへ変わる。100年以上前から使われる、この道を歩き、その歴史に思いをはせる。今田重太郎氏(著)穂高に生きる を読んだばかりだったので、より感慨深く登山道を楽しめた。(読まれてない方は、是非読まれてください) 15時40分100周年の徳本峠小屋到着。

 2日目 徳本峠~霞沢岳~往復~徳本峠泊
・・・・・歩行距離9km、行動時間10時間、標高差計±517m・・・・・

二日目(晴れ)
上の方は、色が入っているという情報をいただき期待しつつ高度を上げる。
ジャンクションピークを過ぎ穂高方面・八ヶ岳方面から御嶽・乗鞍方面へと変わる景色を楽しみながら登る。K1が顔を出す頃にはチラホラと赤が混ざる紅葉が見え始める。六百山方面に延びる尾根の紅葉と穂高のコラボは素晴らしかった。K1へ登ると焼岳が存在感を増し、右に笠ヶ岳。奥に白山と、また違う景色を楽しみながら霞沢岳山頂へ。残念ながら一名K1にて下山となったが、せめてK1からの景色をと頑張ってもらえて紅葉と霞沢岳方面からの絶景を堪能していただけたと思う。
少し遅くなり下山を急ぐ中嬉しい驚き。この日の晴天により紅葉が一段と進み、朝をはるかに上回る紅葉を 眺めながらの下山となり16時25分2泊目徳本小屋に到着。

3日目 徳本峠~岳沢
・・・・・歩行距離9.4km、行動時間6時間、標高差計+657m-620m・・・・

三日目(雨時々曇り)

夜中2時半から降り出した激しい雨で、ほとんどの人が目を覚ましたのではないでしょうか。出発時間になると弱雨になってはいたが、上下シェルを着て出発。緩い登山道に出ると樹林帯も安定するのでそこまでは頑張って下山。明神館にて朝の珈琲タイムを優雅に取り岳沢へ向かう。雨で濡れた登山道をスリップ注意で緩々と登ると下に帝国ホテル周辺の絶景。上に西穂から奥穂への稜線が見え始める。皆さんの思いが通じたか、ガスも稜線付近まで上がり、色づき始めた姿を見せてくれました。岳沢小屋にて昼食を取り自由行動。撮影用なので漕がないでください。と注意書きされたブランコを思わず揺らしてしまうお気持ちは分かる絶景でした。14時以降は時折雨が降るあいにくの天気。 稜線では雪が降っていたという情報を聞き、早い到着に安堵する。カレーが美味しい。

4日目 岳沢~上高地
・・・・・歩行距離4.3km、行動時間3.3時間、標高差計-659m・・・・
悪天予想。大雨前に何とか河童橋へ到着。自由時間は長くなったが、嵐のような雨に打たれずに良かった。